レート変換ダビングの高速化は、複数エンコーダーの並行処理らしい
- レート変換ダビングの高速化*1は、複数エンコーダーの並行処理で実現しているらしい。
- この方法ならば、過去に売ったBDレコーダーでも高速化が可能という福音 *2
- しかし、パナソニックには、「釣った魚に餌をやる」気は皆無のようだ。
- 制御ソフトウエアの開発管理の点からは、可能なハードウエア間では制御ソフトウエアを共通化したほうが大きなコストダウンになってパナソニックの利益も大きいのだから、可能な範囲で旧機種ユーザーにも高速化を提供してほしい。
2012年秋モデルのDIGAブルーレイ・レコーダーで投入された新機能であるレート変換ダビングの高速化は、どうも複数エンコーダーを使った並行処理によって実現しているもののようです。
これについては、パナソニックのお客様相談窓口では確定的な答えは返ってこないのですが、どうも間違い無いことのようです。
実は、複数エンコーダーを活用しての並列処理による高速化が可能であることは、昔から指摘し改良案として提言してきたから、やっとそれが実現したことは大変に嬉しいことです。
なによりもの福音は、この方法ならばシングル・プロセッサ性能の向上に依存したものではありませんから、過去に売ったBDレコーダーでも複数エンコーダー搭載モデルならば高速化が可能*3ということです。
それを実現するための、可能な範囲での旧モデルとの制御ソフトウエアの共通化は、制御ソフトウエアの開発/テスト/管理のコストを大きく削減出来ますから、パナソニックにとっても大きな利益があります。
しかし、どうもパナソニックには、「釣った魚に餌をやる」気はないようですね。
パナソニックの根本方針である、買い替え需要を促進するための「計画的陳腐化」、釣った魚には餌をやらない小出し商法は、せっかく獲得したファン(長く愛用者になって何台も買ってくれそうな優良顧客)に不快感を味合わせるだけなのですがねえ。
iPhoneの大ヒットの背景にある「一定期間は機能のバージョンアップを保証する」方針*4を明示するとユーザーは安心して財布の紐を緩めるという威力を見せつけられて、世の中は変わりつつあるというのに非常に残念です。
だいたい、BDレコーダーのようなコンテンツの引越しに大変な手間が掛る商品で、買い替え促進の小出し商法をやられたんじゃ、不信感を買うだけです*5。
DIGA愛用者の皆さん、優しい優しい声で、DIGAのお客様相談窓口へお願いしましょう!
DIGAの お客様相談室窓口は、上手に説得すると、意外に指摘されたことの修整に努力してくれることもあります。ただし、すみやかに修正に努力してくれるのは自分の責任のポカの時だけですけど。
つまり、DIGAの愛用者が増えてパナソニックの得になることだから、ぜひ実現しましょうと、窓口のお姉さんやオジサンを洗脳(もとい、説得して心から納得・同意してもらって、味方にしてしまう)ことが重要です。
したがって、優しく優しく優しく、その価値を理解してもらうための努力をしましょう。